当サイトは、患者の皆様とそのご家族の方々に関節リウマチについて
理解していただくための情報を提供することを目的として作成しています。

リウマチ Tea room >  リウマチ生活の知恵 ものの持ち方

ものの持ち方

監修

横浜総合病院 リウマチケア看護師 小林恵 先生

聖隷横浜病院 リウマチ・膠原病センター長 山田秀裕 先生
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ものの持ち方

  • 片手だけでものを持とうとすると、両手でものを持ったときよりも、関節に負担がかかります。
  • できるだけ手のひらなどの広い面や、肘などの大きな関節を使うことを心がけましょう。
  • 関節の炎症が強い患者さんや高齢の患者さんでは、ものを持つ力が弱まっていることがあるため、自助具なども活用しましょう。

コップの持ち方

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片手でコップの持ち手を持つと、指の関節と手首の関節の負担になります。

なべの持ち運び方

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          なべは、なるべく両手なべを使いましょう。
          片手なべを持つときは、両手で持ちます。

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ただし、片手なべも、両手なべも持ち 手を持つことで指や手首の関節に負担 がかかることがあります。

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ここが
ポイント

                  ミトンを使って両手(広い面)で
                   なべを挟み込むようにして、しっかりと持ちます※。

                   ※やけどには十分注意してください。

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やかんも両手で
持つとよいです。

持ちにくい、使いにくいと感じるものはありませんか?

下のアイテムの中で、「持ちにくい」「使いにくい」と感じるものがあればチェックをして、次の受診時に主治医又は看護師に相談しましょう。

食器、調理器具

    箸

    栓抜き

    包丁

    スプーン・フォーク

    ペットボトルや
             瓶詰めのふたの開閉

    はさみ

整容

    歯ブラシ

    爪きり

    ヘアブラシ

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関節リウマチ患者と家族のための 生活を楽しむ知恵と技(植木幸孝監). p24-36.羊土社, 2018