災害への備え 避難所での心がけ    

監修 神戸大学大学院 保健学研究科 医学研究科 整形外科 准教授 三浦 靖史 先生

避難所では無理をせず、必要に応じて積極的に支援を求めてください

多くの避難所では、体育館や公民館の床にマットやふとんを敷き生活することも少なくありません。また、洗い場やトイレに行くのに階段の上り下りが必要な場合もあります。床からの立ち上がりや階段での生活が難しい場合には、避難所のスタッフに積極的に相談をし、支援を求めてください。
避難所での生活では、感染症やエコノミークラス症候群などに注意が必要です。特に、関節リウマチ患者さんは治療薬の影響などにより感染症にかかりやすいといわれています。手洗いを徹底し、水分補給を心がけ、意識的に体を動かすようにしましょう。

1.積極的に支援を求める

積極的に支援を求める

無理をくり返すと関節リウマチの症状が悪化する場合もあります。困っていることは我慢せず、周りのスタッフに相談してください。

2.水分補給を心がける

水分補給を心がける

水分補給により、感染症やエコノミークラス症候群を予防しましょう。意識的に水分補給を行ってください。

3.感染症に注意する

感染症に注意する

避難所などの集団生活では、感染症に注意が必要です。感染症予防のために、手洗いを心がけましょう。また、風邪の症状がある場合には、軽い症状であってもマスクを着用しましょう。

4.リウマチ体操などの運動を行う

リウマチ体操などの運動を行う

長期の避難生活では、意識的に体を動かしエコノミークラス症候群などを予防しましょう。関節リウマチ患者さんの場合、運動機能を維持するためにも意識的に体を動かすことが大切です。


避難所でも、リウマチ体操などの運動は、継続するよう心がけましょう。手足、指の運動は比較的狭いスペースでも行えます。

羽生忠正:臨床リウマチ. 18:256-261, 2006

兵庫県看護協会発行:災害支援ナース実践マニュアル(2018/09/03): https://www.hna.or.jp/member/disaster_safety/health_crisis/health_crisis_manual/practice_manual/ より作図