監修 神戸大学大学院 保健学研究科 医学研究科 整形外科 准教授 三浦 靖史 先生
災害によっては、避難時にお薬を持ち出せない場合もあります。日頃より服用しているお薬については、医師や薬剤師に説明できるようにしておきましょう。
おくすり手帳のほかにも、お薬の処方時に薬局でもらう「おくすりの説明書」を持ち歩いたり、携帯電話のカメラ機能を使って記録しておくことも有用です。
「おくすり手帳」や「おくすりの説明書」などを、携帯電話のカメラ機能などで記録したり、普段持ち歩くかばんの中に入れておきましょう。
普段使うお薬は、数日分の予備があると安心です。自宅のお薬は定期的に残数を確認しましょう。また、追加でお薬が処方された場合には、古いお薬から服用しましょう。
お薬によっては、冷蔵庫で保存するなど温度管理が必要なお薬もあります。明らかに保存条件を逸脱した場合には、そのお薬を使わないようにしましょう。心配な場合は、医師、薬剤師に相談してください。
お薬によっては中断することで、症状が悪化するものもあります。お薬が足りなくなった場合にはすぐに、医師や薬剤師に相談し、自己判断で治療を中断しないようにしましょう。
林秀樹:薬局. 67(13):3451-3457, 2016
今西孝至他:日本臨床救急医学会雑誌. 17:687-692, 2014
豊見敦:薬局. 67(13):3410-3413, 2016より作図