災害への備え 避難準備    

監修 神戸大学大学院 保健学研究科 医学研究科 整形外科 准教授 三浦 靖史 先生

災害に備え、家族で話し合い、避難所や連絡先などを確認しましょう

災害発生時には、まず身の安全を第一に行動してください。すぐに避難しなければならないときには、何も持たずに逃げ出すことも必要です。
関節リウマチ患者さんの症状によっては、避難準備に時間がかかってしまう場合もあります。迅速に避難するために、あらかじめ避難経路や避難するときに持っていくものを確認しておきましょう。

1.避難経路を確認

避難経路を確認

国土交通省や自治体が出しているハザードマップなどを参考に、避難所までの安全な経路を確認しましょう。また、避難所への経路は実際に歩きながら、坂道や段差などを確認しておきましょう。

2.緊急連絡先を確認

緊急連絡先を確認

家族や親せきとの緊急時の連 絡方法として 、災害用 伝言ダイヤルや災害用 伝言 板(web171)などの使い方を確認しておきましょう。

3.避難時に持っていくものを確認

避難時に持っていくものを確認

荷物が多いと持ち運べない場合があります。あらかじめ、最低限必要なものをリスト化し、実際に災害用リュックにつめて重さを確認してみましょう。

地震や洪水などでは、道路が通行止めになることもあります。ハザードマップなどを参考にしながら、複数の避難経路を確認しましょう。ハザードマップなどを参考にしながら、複数の避難経路を確認しましょう。

羽生忠正:臨床リウマチ. 18:256-261, 2006より作図