じゃくねんせいとくはつせいかんせつえんって どんなけんをするの?

じゃくねんせいとくはつせいかんせつえん けんでは、

せんせい もんしん

けつえきけん

ぞうけん(XせんやMRI、かんせつエコーなど)

おこない、かんせつじょうたいびょうしんこうかくにんします。

若年性特発性関節炎(JIA)の検査

若年性特発性関節炎で行われる検査

若年性特発性関節炎を診断するためには、 特徴的な症状や炎症の確認が必要です。
そこで、若年性特発性関節炎の検査では、問診や血液検査、 画像検査などを行います。
また、治療中でも、病気の進行を確認するために 検査を定期的に行います。

もんしん

問診では全身の関節をみて、関節の痛みや腫れ、動きが悪くないか、などを確認します。また、特徴的な皮膚症状(リウマトイド疹や乾癬など)がないかも確認します。

若年性特発性関節炎(JIA)の検査_問診
けつえきけん

血液検査は、炎症の確認や、病気のタイプの絞り込みなどを目的に行われます。炎症の把握にはESRやCRPという項目などがよく検査されますが、特に関節炎の状態を調べる際はMMP-3という項目が検査されます。
また、リウマトイド因子陰性/陽性多関節炎の分類などを目的に、リウマトイド因子なども検査されます。

若年性特発性関節炎(JIA)の検査_血液検査
ぞうけん

画像検査は病気の進行などをみるために行われます。X線(レントゲン)検査は、関節の骨の変化(成長障害や脱臼、関節の変形)をみることができます。また、MRIや関節エコーでは、関節やその周辺の炎症をみることができます。
画像検査は治療効果の判定にも有用なため、定期的な検査にも使われます。

若年性特発性関節炎(JIA)の検査_画像検査

一般社団法人 日本リウマチ学会
小児リウマチ調査検討小委員会
編集: 若年性特発性関節炎診療ハンドブック
2017, p14-38, p62-71,
メディカルレビュー社, 2017

一般社団法人 日本リウマチ学会
小児リウマチ調査検討小委員会
編集: 若年性特発性関節炎初期診療の手引き
2015, p36-50, p68-81,
メディカルレビュー社, 2015