リハビリって
なにをするの?

リハビリって
なにをするの?

リハビリでは、 かん せつ 関節の うご 動きが わる 悪くなるのを ふせ 防ぐために、 かんせつ 関節を てき ど 適度に あたた 温めたり、 うご 動かしたりします。

リハビリは、 びょう き 病気を わる 悪くしないように

まい にち 毎日つづけることが たい せつ 大切です。

びょう いん 病院の せん せい 先生と そう だん 相談しながら、
がんばりましょう。

若年性特発性関節炎(JIA)のリハビリ

関節は、まったく動かさないとだんだん筋肉がやせて、 動かしにくくなってしまいます。
しかし、痛みや腫れが強い関節をむやみに動かすと、 かえって症状を悪化させてしまうことがあります。
そのため、個々の患者さんの症状や病気の進行に合わせて、 病院や自宅で毎日適度に関節を動かす(リハビリを行う)ことが大切です。 実際のリハビリは、まず病気の進行状況に合わせて目標を設定します。

関節の障害 リハビリの目標
症状が関節の
痛みだけで、
運動に支障がない
関節の機能障害の予防
若干の
活動制限がある
機能障害を回復させて、
活動制限を取り除く
関節症状が進み、
関節に構造の
破壊や変形がある
正常な部位の利用や
補装具の利用などで、
症状 のある関節の機能を
補い、可能な限り
活動制限を軽減する

これらの目標を達成するため、若年性特発性関節炎のリハビリでは、 物理療法、運動療法、作業療法、装具療法が行われます。

物理療法 パックや超音波などを使って
関節を冷やしたり、温めたりすることで、
関節の腫れや痛みを和らげる治療
運動療法 関節を痛くない程度に動かして関節の
可動域を維持・改善する訓練や、
筋肉に負荷をかけて
筋力を増強する訓練を行う治療
作業療法 障害の予防を目的に、日常生活での関節の
保護方法の指導、学校での環境整備、
疲労の少ない作業姿勢の指導、自助具
(例:鉛筆を持ちやすくする
ペンホルダーなど)の作成などを行う治療
装具療法 関節痛の軽減や、関節の固定・矯正、
筋力の補助などを 目的に、症状のある
関節に合わせて装具を作成する治療